![ウーバーイーツ配達パートナーは確定申告が必要か](https://fooddelivery-guide.com/wp-content/uploads/2019/06/kakuteisinkoku.jpg)
自由な働き方が出来ると話題の、Uber Eats(ウーバーイーツ)の配達パートナー。
エリアの拡大によって、全国で多くの人が活躍しています。
配達パートナーは、Uber Eats(ウーバーイーツ)の社員でもアルバイトでもありません。
そこで、気になるのが税金に関する事です。
確定申告は必要なのか、副業か専業かによって異なるのかも把握しておきたいものですよね。
そこで今回は、Uber Eats(ウーバーイーツ)の配達パートナーの確定申告について、詳しく解説していきたいと思います。
学生さんが配達パートナーとして働く場合の注意点などについても解説しますので、ぜひ参考にしてみて下さい。
Uber Eats(ウーバーイーツ)の配達パートナー確定申告が必要かどうかは所得による
Uber Eats(ウーバーイーツ)の配達パートナーをしていて、確定申告が必要かどうかは所得によります。
ですから、同じ配達パートナーでも確定申告が必要な人と必要のない人がいるのです。
しかし、それは何故なのでしょうか。
ボーダーラインとなる所得額についても詳しく見ていきましょう。
そもそも確定申告とは?
働いて収入を得ると、その中から税金を納めなければなりません。
確定申告とは、自分の所得を計算し、それに見合う税金を納める手続きをする事です。
1月1日から12月31日までの1年間に稼いだ金額から、必要経費を差し引いて所得を算出します。
それに、決められた税率を掛けて納める税金を確定するのです。
所得が多い人ほど納める税金も多いという仕組みになっています。
確定申告を行う時期や場所は、決められています。
期限内に決められた会場にて申告を行う必要があるのです。
配達パートナーは個人事業主
配達パートナーは、Uber Eats(ウーバーイーツ)の社員でもアルバイトでもないというお話を冒頭でしました。
業務形態は「委託」にあたりますから、配達パートナーは個人事業主という事になるのです。
個人事業主とは、会社員でもアルバイトやパートでもない、いわゆる雇われずに自分で仕事をしている人の事を指します。
会社員の場合は、源泉徴収や年末調整で毎年会社を通じて税金を納めています。
しかし、配達パートナーの場合は税金が引かれないまま報酬が振り込まれているので、自分で確定申告をして納めなければならないのです。
ただし、先ほどもお伝えしたように、確定申告が必要かどうかは配達パートナーで得た所得額によって異なります。
いくらから確定申告が必要?
確定申告の必要性は所得によりますが、いくらから必要なのか?という事が知りたいのもですよね。
配達パートナーとして働いていても、確定申告が必要ないのは以下の条件を満たす人です。
- 他から給与をもらっていて副業の所得が年間20万以下の場合
- 個人事業主で所得が年間38万以下の場合
副業でしている人は20万円・専業の場合は38万円がポイントとなって来ます。
1月1日から12月31日までの1年間にこれ以上の所得を得ている人は、次年度の確定申告が必要になります。
学生でも確定申告は必要?
Uber Eats(ウーバーイーツ)の配達パートナーは、日本国内で就労出来る人で18歳以上であれば、例え学生であっても登録する事が出来ます。
大学生や専門学生などで配達パートナーの仕事をしている人も、少なくないでしょう。
例え学生であっても、配達パートナーで得た所得(報酬‐経費)が38万円を超えてしまった場合は確定申告が必要です。
しかし、学生であるという事は親の扶養に入っている人が多いかと思います。
配達パートナーの所得が38万円を超えてしまうと、確定申告が必要であると同時に親の扶養を抜けてしまうのです。
ここは意外と見落としがちな部分ですから、注意をしましょう。
Uber Eats(ウーバーイーツ)の配達パートナーの確定申告をする方法
![ウーバーイーツ配達パートナーの確定申告をする方法](https://fooddelivery-guide.com/wp-content/uploads/2019/04/ribon.jpg)
Uber Eats(ウーバーイーツ)の配達パートナーで得た所得が、年間20万円・38万円というボーダーラインを超えている人は、しっかりと確定申告をしましょう。
ここからは、確定申告を行う方法について解説していきます。
まず、確定申告はザックリと説明すると以下の手順で行います。
2:書類を作成する
3:税務署や特設会場に提出する
帳簿と言っても、何月何日にいくらの収入・支出があったのかを記録してあればokです。
書類の作成については自分で行う方法と、会場で作成しそのまま提出する方法があります。
書類の書き方が分からなくても、確定申告会場ならしっかりと職員が教えてくれるので特別な知識は必要ありません。
書類の作成も、「確定申告書等作成コーナー」でパソコンを使って出来ます。
確定申告を行う時期や場所
確定申告は、1月1日から12月31日までの分を次年の2月16日から3月15日までの間に申告します。
これを過ぎてしまうと申告が出来ませんので注意をしましょう。
この時期には、税務署以外にも確定申告をするための特設会場が設けられる地域がほとんどです。
期限内に税務署又は最寄の確定申告会場に行き、手続きをして下さい。
この期間中に多くの人が一斉に確定申告をするのですから、会場は物凄く混雑します。
特に、3月15日の期限が迫ればその分混み合いますので、なるべく早めに申告をしましょう。
出来れば、丸1日予定を空けておく事をおすすめします。
経費として計上できるもの
副業で20万円・専業は38万円というと、直ぐに達成してしまうでしょう。
しかし所得とは、収入から経費を差し引いた金額の事を指します。
仕事に必要な出費に関しては、「経費」として収入から差し引くことが出来ます。
経費分には税金が掛からないので、所得とは見なされないのです。
Uber Eats(ウーバーイーツ)の配達パートナーをしていて、経費として計上できるのは以下のような物があります。
・ガソリン代
・車両の整備費
・レンタサイクル利用費
・交通費
・備品
・スマホの通信料・通話料(按分)
按分とは、配達以外にもプライベートで使用する場合、それを差し引いた割合分だけ経費として計上できるという事です。
備品には、モバイルバッテリーやスマホホルダー・ヘルメット等が挙げられます。
その他にも、料理をこぼさないように配達バックの中に作った仕切り板の材料費や、隙間を埋めるために購入したタオル代なども経費になります。
ただし、必ず領収書をとっておくという事を覚えておきましょう。
食事代や配達の際の洋服などについては経費にはなりません。
白色申告と青色申告
確定申告には、白色申告と青色申告の2種類があります。
聞いた事はあっても、実際にどんな違いがあるのかについては知らない人も多いでしょう。
この2つの大きな違いは、減価償却の金額です。
減価償却とは、経費として一括計上できる金額の上限のようなもの。
白色申告の上限は10万円まで、青色申告の上限は30万円までとなっています。
例えば、Uber Eats(ウーバーイーツ)の配達パートナーをするために必要な原付バイクを13万円で購入した場合、白色申告だと10万円を超える3万円については、次年度の経費に持ち越しをしなくてはならないのです。
また、青色申告の場合は65万円の特別控除が受けられます。
65万円の部分には税金が掛かりませんので、稼ぎたい人には非常におすすめなのです。
ただし、何の手続きもせず確定申告会場に行くと、自動的に白色申告になってしまいます。
青色申告をするには、事前に開業届と青色申告承認申請書を提出する必要があります。
確定申告を簡単に行う方法
確定申告をするには、収支を記録したり会場に足を運び長時間待たされたりと、非常に手間も時間も掛かります。
もっと簡単に行う方法がありますので、参考にしてみて下さい。
クラウド会計ソフトを使う
Uber Eats(ウーバーイーツ)の配達で掛かった収支を常に自分で記録し管理するのは、面倒と感じる人は多いでしょう。
また、忙しくて記録をし忘れる事もあるかと思います。
そこで、クラウド会計ソフト等を使っている人は多いようです。
会計ソフトとは異なり、自分のパソコンにインストールしなくても使える手軽さが人気の秘訣。
中でも、freeeやマネーフォワード等が人気のようです。
これらを使って自分で申告書を作成できれば、ネットや郵送でも確定申告が出来ます。
税務署に行く手間が省けますので、非常に便利なのです。
ただし、これらは月額などの費用が掛かる場合も多いので覚えておきましょう。
専門家に依頼する
確定申告を最も簡単に済ませるには、専門家に依頼するという方法があります。
税理士に任せてしまえば、全て代行してくれるのです。
ただし、税理士に任せるという事はその分費用が掛かります。
相場では、3万円前後でしょう。
それを支払ってでも大きな利益が見込めるほど、Uber Eats(ウーバーイーツ)で稼いでいる人にはおすすめです。
Uber Eats(ウーバーイーツ)の配達パートナーで確定申告をしなくてもバレない?
![ウーバーイーツ配達パートナーで確定申告をしなくてもバレないか](https://fooddelivery-guide.com/wp-content/uploads/2019/04/gimon.jpg)
確定申告は、正直非常に面倒ですよね。
配達パートナーを副業にしている人や、そこまで稼いでいない人にとっては余計に手間に感じる事でしょう。
中には、「やらなくてもバレないのでは?」と考える人もいるかもしれません。
しかし、税金は必ず納めなければならないものです。
直ぐにバレる事は無くとも、いずれバレれば大きなペナルティが課せられる可能性があります。
そして、どんなに時間が経ったとしてもその納税義務からは逃れる事が出来ません。
遅れれば遅れるほど、重い税金が課せられるのです。
Uber Eats(ウーバーイーツ)の報酬は、海外からの送金なので特にバレやすいと言われています。
バレる・バレないに関わらず、税金は確定申告をしてしっかりと納めましょう。
会社にUber Eats(ウーバーイーツ)の副業がバレない方法
![ウーバーイーツの副業がバレない方法](https://fooddelivery-guide.com/wp-content/uploads/2019/04/check.jpg)
Uber Eats(ウーバーイーツ)の配達パートナーの仕事を、副業としてやっているという人は多いでしょう。
しかし、中には会社に内緒で行っている場合も少なくないかと思います。
確定申告をせずにいると、その分の税金の請求まで会社に通知される可能性があります。
会社にUber Eats(ウーバーイーツ)の副業がバレないようにするには、確定申告は重要なのです。
しっかりと確定申告をして、住民税を「普通徴収」という方法で別途自分で納付する事がポイント。
そうすれば、会社に通知が行く事はありませんので、税金関係から副業がバレる事は無いでしょう。
まとめ
![ウーバーイーツ確定申告のまとめ](https://fooddelivery-guide.com/wp-content/uploads/2019/04/matome.jpg)
Uber Eats(ウーバーイーツ)の配達パートナーは、個人事業主です。
ですから、税金を納めるために確定申告をする必要があります。
しかし、以下の場合は確定申告の必要はありません。
- 他から給与をもらっていて副業の所得が年間20万以下の場合
- 個人事業主で所得が年間38万以下の場合
所得とは、収入から経費を差し引いた金額の事です。
配達パートナーの仕事では、車両代やガソリン代、備品代など多くの費用を経費として計上できます。
それでも上記以上に所得がある人は、1月1日から12月31日までの分を次年の2月16日から3月15日までの間に申告しましょう。
例え学生であっても確定申告は必要ですが、その場合親の扶養を抜けてしまう可能性がありますので注意してください。
確定申告をしなくてもバレないのではないかと思う人もいるかもしれませんが、税金の納税義務からは逃れられません。
後々大きなペナルティが課せられる可能性がありますので、しっかりと申告しましょう。
確定申告の方法は以下の手順です。
2:書類を作成する
3:税務署や特設会場に提出する
確定申告には、白色申告と青色申告の2種類があります。
沢山稼いでいる人は、以下の理由から青色申告をすると良いでしょう。
- 減価償却の金額が高い
- 65万円の特別控除が受けられる
青色申告をするには、事前の開業届と青色申告承認申請書の提出が必要です。
確定申告を簡単に済ませるには、クラウド会計ソフトを使ったり専門家に依頼する等の方法もあります。
費用が掛かっても手間を省きたい人にはおすすめの方法です。
また、会社に副業がバレないようにするためにも、確定申告は重要なポイント。
住民税を「普通徴収」という方法で別途自分で納付する事で、会社にバレるリスクを減らす事が出来ます。
Uber Eats配達パートナーで働くメリットは下記の通りです。
【メリット】
- 1時間だけでも空いた時間に配達が可能
- 自転車、原付バイク、軽貨物車両で配達
- 週単位で指定口座に振り込まれる
空いた時間に出来るという事で、副業として行っている人が多くいます。
週単位での支払いなので、急にお金が必要になったという方でもすぐに稼ぐ事が出来るのは魅力です。