ウーバーイーツ登録店舗に掛かる手数料

多くのメディアやSNS等で話題のUber Eats(ウーバーイーツ)。
料理を配達して欲しい人と運びたい人、レストランとをマッチングする新しいフードデリバリーサービスです。

エリアもユーザーも全国的に増えており、多くの店舗が加盟店として参加しています。
Uber Eats(ウーバーイーツ)の登録店舗になりたいというお店も多いのではないでしょうか。

Uber Eats(ウーバーイーツ)に参加する事で、様々なメリットがあります。
しかし、気になるのが手数料やコスト面ではないでしょうか。

そこで今回は、Uber Eats(ウーバーイーツ)の登録店舗に掛かる手数料やコストについて、詳しく解説していきたいと思います。

Uber Eats(ウーバーイーツ)の店舗登録の手数料

Uber Eats(ウーバーイーツ)に出店するには、加盟店として登録する必要があります。
登録に掛かる手数料や、営業開始後の手数料・コスト等について詳しく見ていきましょう。

登録方法

手数料についての説明の前に、Uber Eats(ウーバーイーツ)の登録店舗になるためのお店側の登録方法を解説していきます。
まず、登録するにはUber Eats(ウーバーイーツ)のホームページから申し込みをします。

こちらから出来ますのでご利用ください。

https://about.ubereats.com/ja/restaurants/

申し込みフォームに必要事項を入力します。

・申し込み者の名前
・レストラン名
・店舗所在地
・店舗数
・料理の種類
・1週間あたりの推定配達件数など

上記の情報を基に審査が行われ、Uber Eats(ウーバーイーツ)の加盟店として適していると判断された場合は、提携の連絡が来ます。
ですから、申し込みをすればどんなお店でも登録店舗になれるという訳ではないのです。

契約が決まれば、そこから商品の撮影や販売シミュレーション等の準備が行われ、実際に販売開始できるまでには2ヶ月以上掛かる事もあります。

登録の手数料は無料

Uber Eats(ウーバーイーツ)に店舗登録する際には、登録の手数料は掛かりません。
登録自体は無料なのです。

ただし、運営にあたり様々なコストが掛かりますので、それに関しては後程解説いたします。
Uber Eats(ウーバーイーツ)は、全国的にエリア拡大をしているとは言っても、未だ利用が出来ない地域も多いものです。

2019年現在、登録できるエリアは以下の地域となっています。

東京都
千葉県
埼玉県
神奈川県横浜市
愛知県名古屋
京都府
大阪府
兵庫県神戸市
福岡県
(※全て一部地域)

エリア拡大は継続的に行われていますので、今後上記のエリア以外の店舗でも加盟できるようになる可能性は十分にあるでしょう。

タブレットのレンタル手数料

Uber Eats(ウーバーイーツ)の加盟店舗として営業するには、ネット環境やタブレット等が必要です。
しかし、中にはネット環境の整っていないお店もあるでしょう。

そこで、Uber Eats(ウーバーイーツ)では登録店舗に対して、4G回線が導入済みのレンタルタブレットを用意しています。
ただし、毎月の利用手数料として1,700円が掛かります。

とは言え、タブレットをわざわざ購入するコストや、加盟店になる為にインターネット環境を準備するコスト・手間が省けるので非常に便利でしょう。

Uber Eats(ウーバーイーツ)に店舗側が支払う手数料

ウーバーイーツ店舗側が支払う手数料

Uber Eats(ウーバーイーツ)の加盟店になるのに、把握しておかなければならないのが売り上げから支払う手数料です。
店側は、売り上げ総額の35%の料金を、Uber Eats(ウーバーイーツ)に支払わなければなりません。

35%というと、結構大きな金額になるでしょう。
ですから、Uber Eats(ウーバーイーツ)に加入する事でそれだけの利益が増える見込みがあるのか、またメリットは自店にとって大きいのか等をしっかりと検討してから契約をする必要があるのです。

Uber Eats(ウーバーイーツ)手数料を引いても店舗の利益は出るのか

ウーバーイーツ手数料を引いても店舗の利益は出るのか

Uber Eats(ウーバーイーツ)の加盟店舗になると、35%の手数料を支払わなければなりません。
それだけの手数料を引いても店舗の利益は出るのかという点が重要と言えます。

ここからは、事前に把握しておくべき事柄や、利益をしっかりと上げるための工夫について見ていきましょう。

見落としがちなコスト

Uber Eats(ウーバーイーツ)で配達を始めると、料理がこぼれたり偏ったりするのを防ぐために、お店側も様々な工夫をする必要が出てきます。
ドリンクのフタを二重にしたり、Uber Eats(ウーバーイーツ)専用のトレーを用意したりと、包装の工夫をしている店舗は多いのです。

この包装に以外とコストや手数料が掛かるという事を、見落とさないようにしましょう。
そこを考えずに価格設定をしてしまった結果、予想以上に利益が出ないという事にならないようにする事が重要です。

人件費を考える

料理の価格設定をするにあたり、人件費を考える必要がある場合もあるでしょう。
Uber Eats(ウーバーイーツ)からの注文が入っても、今の営業スタイルやスタッフ数のまま十分に営業が出来る場合は良いかと思います。

しかし、既にピーク時には人手が足りないような場合には、そこにUber Eats(ウーバーイーツ)の注文が入る事で営業に支障が出る可能性があるため、スタッフを増やすという選択肢も出てきます。
その場合は、人件費も込みで考えなければ利益が中々出ない可能性があります。

注文件数にもよりますが、多くの注文が見込める場合には、スタッフの増員も見据え人件費を踏まえた価格設定にしましょう。

料理を値上げする

ここまで何度か解説していますが、Uber Eats(ウーバーイーツ)で配達依頼を受ける料理の価格は、高めに設定する事が出来ます。
多くの登録店舗では、通常料金よりも高い価格で料理を提供しているのです。

そうする事で、包装や人件費等で掛かるコストや手数料を回収する事ができ、純粋に利益を上げやすいでしょう。
Uber Eats(ウーバーイーツ)を利用するお客さんは、そもそも割高であるという事を承知している人が多いので、格段に値上げしない限りは他の店舗と同様に依頼が来るかと思います。

Uber Eats(ウーバーイーツ)に手数料を支払っても加盟店舗になるメリット

ウーバーイーツ手数料を支払っても加盟店舗になるメリット

ここまで解説したように、Uber Eats(ウーバーイーツ)の加盟店になるには、様々なコストや手数料が掛かります。
しかし、手数料を支払っても加盟店舗になるメリットは多いのです。

新規の顧客を得られる

  • お店の名前は知っているけれど行く機会が中々ない
  • 行ってみたいけれど敷居が高くて入るのに勇気がいる
  • お店まで行くのが不便

上記のような思いで、興味はあっても中々店舗まで足を運ぶに至らないお客さんは多いかと思います。
Uber Eats(ウーバーイーツ)に加入する事で、このようなネックが無くなり気軽に行った事の無いお店の料理を楽しむ事が出来ます。

店舗としては、これまで足を運んでくれなかった新規の顧客を得られるという大きなメリットがあるのです。
そして、一度Uber Eats(ウーバーイーツ)を利用して料理を試してくれたお客さんの中には、気に入ってお店まで食べに来てくれる人も出てくるでしょう。

また、Uber Eats(ウーバーイーツ)に店舗の情報を載せる事は、非常に多くの人の目に露出させる事が出来ます。
お店の存在も知らなかったという人の目にも留まりやすく、そう言った意味でも宣伝になるのです。

手数料を支払っても、新規の顧客を開拓できる可能性があるため、加盟店になるメリットは大きいと言えるでしょう。

効率的な営業ができる

既に忙しい店舗にとっても、Uber Eats(ウーバーイーツ)の加盟店舗になるメリットは大きいと言えます。
Uber Eats(ウーバーイーツ)では、オーダーを取る・料理を運ぶ・お会計といった多くの業務を代行してくれます。

ですから、店舗側は料理を作る事に専念でき、効率的な営業が出来るのです。
勿論、先ほど解説したように新たにスタッフを増員する必要が出てくる可能性もあります。

しかし、そこも踏まえて上手く価格設定をすれば、利益を効率的に伸ばす事にも繋がるでしょう。
手数料を支払っても、利益がそれ以上に伸びれば十分にメリットはあるのです。

まとめ

ウーバーイーツ店舗の手数料まとめ

Uber Eats(ウーバーイーツ)登録店舗にになるには、以下のフォームから申し込みをします。

https://about.ubereats.com/ja/restaurants/

申し込みをしたからと言って、全てのレストランが参加できるわけではありません。
入力した情報を基に審査が行われ、適していると判断されれば契約の連絡が来ます。

登録手数料は無料です。
ただし、売り上げ総額の35%の料金をUber Eats(ウーバーイーツ)に支払わなければなりません。

タブレットをレンタルする場合には月々のレンタル料が掛かります。
また、配達用の包装や人件費など、事前に把握しておくべき様々なコストもあるのです。

それらを踏まえて、料理の価格を高めに設定しておく必要があるでしょう。
とはいえ、それだけの手数料やコストを掛けてでも、Uber Eats(ウーバーイーツ)のい加盟店になるメリットは多くあります。

  • 新規の顧客を得られる
  • 効率的な営業ができる

これまでお店に足を運んでくれなかった顧客の開拓や、効率的な営業・売上アップが出来る可能性を考えると、手数料を支払っても登録店舗になるレストランは多いのです。