ウーバーイーツ配達パートナーの仕組み

画期的な仕組みで、最近話題のフードデリバリーサービスUber Eats(ウーバーイーツ)。
利用する事だけでなく、料理の配達をする配達パートナーの仕事も人気を集めています。

その自由で新しい働き方は、ビジネスモデルとしても注目を浴びているのです。
しかし、Uber Eats(ウーバーイーツ)の仕組みをしっかりと理解している人は少ないのではないかと思います。

配達パートナーは登録した一般の人が行いますが、報酬はどのように発生しているのでしょうか。
実際の稼動についても気になるところです。

そこで今回は、Uber Eats(ウーバーイーツ)の配達や報酬の仕組みについて、解説していきたいと思います。

Uber Eats(ウーバーイーツ)の配達の仕組み

Uber Eats(ウーバーイーツ)は、料理を配達して欲しいユーザーとお店・配達をして報酬を得たい一般の人とを繋ぐマッチングサービスです。
配達をするには、配達パートナーとして登録をする必要があります。

実際に、どのような流れで注文から配達までが完了するのか、その仕組みを見ていきましょう。

1:ユーザーが料理を注文する
2:レストランに注文が入る
3:配達パートナーに配達リクエストが入る
4:レストランが料理を作る
5:配達パートナーがレストランに料理を取りに行く
6:配達パートナーは指定の場所に料理を配達する
7:ユーザーが料理を受取る
8:双方に評価をする

まず、Uber Eats(ウーバーイーツ)に登録しているユーザーが、アプリ等を使って料理を注文します。
すると、レストランには料理の注文が、配達パートナーには配達リクエストが入ります。

レストランが調理をしている間に、リクエストを受けた配達パートナーが店舗に向かいます。
配達パートナーがレストランで料理を受け取ると、配達バックに入れ今度は配達先に向かうのです。

無事にユーザーの所まで到着したら、料理を渡します。
最後に、ユーザー・配達パートナー・レストランが双方に評価をして完了です。

このように、Uber Eats(ウーバーイーツ)は飲食店でも配送業者でもありません。
3者をマッチングして、それぞれにメリットを与える画期的なサービスなのです。

Uber Eats(ウーバーイーツ)の仕組みはそれぞれにメリットがある

Uber Eats(ウーバーイーツ)の画期的なマッチングの仕組みは、それぞれに大きなメリットを与えてくれます。
具体的に、どのようなメリットがあるのか見ていきましょう。

ユーザー側のメリット

・とにかく配達が早い
・注文が簡単
・1品からでも配達可能
・公園など何処にでも配達してくれる
・配達パートナーと顔を合わさなくても良い

配達パートナーのメリット

・シフトやノルマが無い
・好きな時間にだけ働ける
・いつでも辞められる
・週に1度報酬が入る
・副業としても出来る

レストラン側のメリット

・ユーザーが利用しやすいので新規の顧客を開拓できる
・宣伝になる
・業務の委託によって調理に専念できる
・効率的に利益アップを目指せる

このように、Uber Eats(ウーバーイーツ)ではそれぞれが、上記のようなメリットを感じられるような仕組みをしているのです。

ユーザー・レストラン側の仕組みやメリットについては、こちらの記事で詳しくご紹介しています。

Uber Eats(ウーバーイーツ)配達パートナーの仕組み

ウーバーイーツ配達パートナーの仕組み

それでは、ここからはUber Eats(ウーバーイーツ)の配達パートナーの仕組みに焦点を当てて解説していきます。
配達パートナーになるには、事前に登録をする必要があります。

登録できる条件は、18歳以上である事と、日本国内での就労が可能な事の2点のみ。
これを満たしている人であれば、例え高校生や外国籍の人でも、登録が可能です。

登録方法

配達パートナーの登録は面接はありませんが、事前のWEB登録と会場での本登録の2段階で行う仕組みになっています。

WEB登録では、配達に使用する乗り物によっていくつかの必要書類をアップロードしなければなりません。
それぞれに注意事項もありますので、詳しくは次項をお読みください。

WEB登録が完了したら、全国にあるUber Eats(ウーバーイーツ)のサポートセンターに行き、本登録をします。
その際に色々な説明を受け、配達用のバック(リュック)が貸し出されます。

配達用のバックに関して、8,000円のデポジットを預けるのですが、配達が始まって最初の報酬から2,000円ずつ計4回に分けて引かれる仕組みです。
忘れないようにしましょう。

本登録には、およそ30分程度の時間が掛かります。

必要書類

WEB登録でアップロードが必要な書類について、詳しく解説していきます。
尚、以下の書類は本登録の際にも年のため持参しましょう。

自転車の必要書類

・身分証明書(※学生の方のみ学生証と健康保険証の組み合わせも可能)
・プロフィール写真

※身分証明書・・・パスポート、運転免許証、マイナンバーカード、住民基本台帳カード、小型船舶操縦免許証のいずれか

原付バイクの必要書類

・プロフィール写真
・運転免許証
・自賠責保険証書(ナンバープレート番号が記載されているもの)
・ナンバープレートの写真

軽貨物またはバイク(125cc超)の必要書類

・運転免許証
・プロフィール写真
・自動車損害賠償責任保険の証明書
・自動車検査証(軽自動車または250cc超のバイクをご利用の場合)
・軽自動車届出済証(125cc超250cc以下のバイクをご利用の場合)
・任意保険または共済保険の証明書
・ナンバープレート(事業用ナンバープレート)※白ナンバーは使用不可

外国籍の方の追加必要書類

・パスポート(顔写真のあるページ・ビザのあるページ・証印シール)
・または在留カード(有効期限内の在留カードの表面・有効期限内の在留カードのうら面)

配達パートナーの登録に関しては、こちらの記事でも詳しく解説していますので、参考にしてみて下さい。

実際の配達の流れ

配達パートナーの実際の配達の流れや仕組みについて見ていきましょう。

1:アプリを起動する
2:待機する
3:配達リクエストを受ける
4:加盟店に向かう
5:加盟店で料理を受け取る
6:お客さんの指定する場所に配達する

配達パートナーには、シフトや時間の縛りがありません。
ですから、好きな時間や気が向いたタイミングでアプリをオンラインにし、待機するところから仕事は始まります。

しばらく待機していると、アプリに配達リクエストが届きます。
リクエストを受けたら、指定されたレストラン加盟店に向かいましょう。

店舗に到着したら、注意事項を確認します。
実は、「裏口から入店」や「配達バックは持ち込み不可」など各店舗ごとに注意しなければならない事があるのです。

しっかりと確認できたら、「こんにちは!ウーバーイーツです!」と挨拶をして入店しましょう。
料理を受取ったら、こぼれないように注意をしながら配達バックに入れます。

そして、今度はお客さんの指定した場所に向かいます。
無事に指定先に到着したら、「お待たせしました!」と笑顔で料理を渡しましょう。

Uber Eats(ウーバーイーツ)の配達では、スマホやタブレットを常に使用します。
途中で電池が切れてしまうと、ほとんどの業務が出来なくなってしまうのです。

ですから、モバイルバッテリーは必ず常備しておきましょう。
もしも途中で道に迷ったりアプリの不具合等で困った場合は、サポートセンターに連絡をして指示を仰ぐ事が出来ます。

サポートセンター   0800-700-6754

Uber Eats(ウーバーイーツ)配達パートナー報酬の仕組み

ウーバーイーツ配達パートナー報酬の仕組み

配達パートナーをやってみたいけれど、報酬や実際に稼げるのかという点が気になっている人も多いのではないでしょうか。
ここからは、Uber Eats(ウーバーイーツ)の配達パートナーに関する報酬の仕組みについて、詳しく解説していきたいと思います。

まず、配達パートナーの報酬は、以下の計算式によって計算されます。

計算式

(1) 基本料金 × (2) ブースト + (3) 特別キャンペーン(不定期)-(4) サービス手数料

それぞれの項目について、解説していきます。

基本料金

まず始めに、Uber Eats(ウーバーイーツ)の配達パートナーの報酬の土台となるのが、基本料金です。
基本料金は、以下の3つから成ります。

料理を店舗から受け取った際に発生する「受け取り料金」
料理をお客さんのところまで届けた際に発生する「受け渡し料金」
配達の距離によって発生する「距離料金」

以上の3つの手数料を合わせた金額が、配達パートナーの基本報酬となる仕組みなのです。
基本料金は、地域によって異なります。

基本料金表

東京・埼玉・千葉 横浜・川崎 大阪・京都・神戸・名古屋・福岡
受け取り料金 300円 130円 136円
受け渡し料金 170円 70円 63円
距離料金 150円/km 60円/km 45円/km

ブースト

Uber Eats(ウーバーイーツ)の配達報酬に関わる大きなポイントが、ブーストです。
ブーストとは、基本料金に「1.2倍」「2.0倍」等の倍率が掛かり高くなる仕組み。

主に、注文が混み合う時間帯やエリアでの配達報酬が上がる仕組みになっています。
ブーストの倍率やエリアについては変動しますが、アプリ上で確認できますのでチェックしておきましょう。

ブーストは、後程解説する手数料を引く前の報酬に掛かって来ます。
数料が高い東京・千葉・埼玉エリアでは、特に報酬に大きく影響するでしょう。

多くの稼いでいる配達パートナーは、このブーストを上手く活用しているのです。

キャンペーン

Uber Eats(ウーバーイーツ)では、配達報酬とは別にインセンティブが貰えるキャンペーンを不定期で開催しています。

アプリ上では「クエスト」として表示され、主に悪天候時やピークタイム・週末などに多く発生する仕組みです。

クエストには主に以下の2つのタイプのものがあります。

  • 一日のうちの一定時間内に目標配達回数を達成すると貰えるもの
  • 数日間での配達件数に応じて貰えるもの

配達パートナーの仕事で稼ぎたいのなら、インセンティブは見逃さないようにしましょう。

サービス手数料

最後に、Uber Eats(ウーバーイーツ)に支払うのが「Uberサービス料」という手数料です。
手数料は基本料金と同様、地域によってパーセンテージが異なります。

東京・埼玉・千葉は基本料金の35%
その他のエリアでは基本料金の5%

東京・埼玉・千葉エリアでは、基本料金が高く設定されている分、引かれるサービス料も多い仕組みになっています。
ですから、トータル的には地域によって稼げる・稼げないの差はそれほど無いでしょう。

また、サービス手数料が引かれないブーストやインセンティブを意識して稼動する事で、高い報酬を得ている配達パートナーは多いのです。

報酬の支払い日は?

Uber Eats(ウーバーイーツ)の配達パートナーの報酬は、週に一度振込によって行われます。
日曜日を締め日として、月曜からの1週間分が翌週に振り込まれるという仕組みです。

正確な振込日は金融機関によって異なりますが、火曜日~木曜日の振込が多いでしょう。
ただし、海外から振込まれるため、確認の電話が掛かって来る場合が多いようなので対応が必要です。

報酬の詳しい明細については、アプリで確認する事が出来ます。

配達パートナーの報酬については、こちらの記事でも詳しく解説しています。

配達パートナーは稼げる?

Uber Eats(ウーバーイーツ)の配達パートナーの報酬の仕組みについて色々と解説してきました。
しかし、実際にはどのくらい稼げるのでしょうか。

SNSでは、配達パートナーをしている人のリアルな声がありました。
その一部をご紹介します。

時給に換算した場合の報酬については、かなりの個人差があるようです。
稼動の時間帯や、リクエストがコンスタントに来るかどうかにも左右されるでしょう。

とは言え、ブーストやクエスト等をしっかりと把握して稼動をすれば、予想以上に稼げるのではないかと思います、

まとめ

ウーバーイーツ配達パートナーの仕組みまとめ

Uber Eats(ウーバーイーツ)は、料理を配達して欲しい人とお店・配達をして報酬を得たい人とを繋ぐマッチングサービスです。
ユーザーがアプリ等を使って料理を注文すると、お店と配達パートナーに依頼が入ります。

配達パートナーはお店まで料理を受け取りに行き、顧客の指定した場所まで届けるという仕組みです。
Uber Eats(ウーバーイーツ)の仕組みには、それぞれにメリットがあります。

配達パートナーになるには、事前にWEB登録をした後に会場で本登録をします。
配達の手段によって必要書類が異なりますので、しっかりと確認した上で用意をしましょう。

配達パートナーの報酬は、以下の計算式によって計算されます。

計算式

(1) 基本料金 × (2) ブースト + (3) 特別キャンペーン(不定期)-(4) サービス手数料

基本料金とサービス手数料は、地域によって異なるので注意が必要です。
実際にどれくらい稼げるのかは、個人差や日によっても変動があります。

しかし、ブーストやクエストを意識して稼動する事で、予想以上に稼げる仕組みをしているでしょう。